2008.07.31

話題の聖なるおにいさん

最近雑誌等でも取り上げられて話題の[聖☆おにいさん]。ちょっと気になったので購入してみた。
内容は、イエスとブッダが人界で過ごしている、そんなゆるい日常を描いたコメディ漫画。

イエスは何気にブログ更新王だったりと、ちょっとインドアでオタッキーだったり、ブッダはお金に細かい主婦みたいだったりと、味付けがされていてキャラも立っている。
普通に読んでも面白いのだが、イエスやブッダについての色々なエピソードを知っていると分かる小ネタも散りばめられており、知識があるとより楽しめる。
2人が着ているTシャツには文字が書かれているのだが、「父と聖霊と私」だの「天上天下」だのといちいちそんなところまでネタになっているし。
異色の設定だけど、これは面白い。

聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC) Book 聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

著者:中村 光
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


聖☆おにいさん 2 (2) (モーニングKC) Book 聖☆おにいさん 2 (2) (モーニングKC)

著者:中村 光
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.01.31

新世界より

しばし放置気味だったかな。というのも、貴志祐介の約4年ぶりの新刊、『新世界より』を読んでいたから。
普段なら一思いに一気に読み切っているところだけど、休日は出勤もあり、街に赴いたりで、平日は仕事あるから流石に徹って読むわけにもいかないから…。不本意ながら時間を食ってしまったが、まぁようやく読了した。

今作は著者初のSF…なのかな。
今より1000年後の世界、それは、現代から続く筈の文明は失われ、人類が万能の力、「呪力」を手にしている世界。
人々は八丁標に囲われた町で生活し、「外に出てははならない」とされる外界には異形の生命が溢れている。町の中では子供達が、異様とまでに言えるほどに徹底して管理されている。
そして、伝説で伝えられる悪鬼と降魔の存在―。
はじめは謎のヴェールに包まれた世界観に戸惑いを覚えるが、作中で次第に明らかになってゆく事実…1000年の間に人類はどのような道を歩み、そしてその世界が形づくられたのか、悪鬼と降魔の伝説の真相…それらが少しずつ明らかになってゆき、気付く頃には物語に入りこんでいる。上巻の中盤以降にはすっかり虜。
内容について、ここで深く語る気は無いが、上下巻計1100ページ以上のボリュームを苦とすら感じさせない内容。
待った甲斐があったと言える作品だった。

新世界より 上 Book 新世界より 上

著者:貴志 祐介
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


新世界より 下 Book 新世界より 下

著者:貴志 祐介
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.02

言語の壁

『匂いをかがれるかぐや姫』という本を購入した。
内容は、『一寸法師』、『かぐや姫』、『桃太郎』という代表的な日本の昔話を翻訳ソフトを用いて英語に翻訳し、さらにそれを日本語に再翻訳して編集する、というもの。
それだけのことで、馴染み深い昔話が、とんでもないものへと変化している。
何が面白いかというと、日本語的にオカしいという一点に尽きる。やっぱり、翻訳ソフトはお馬鹿さんというか、直訳だからどうしても変になる。日本語→英語まではそんなに問題は無いように思えるけど、それを再翻訳する際に混沌がある。単語そのものの訳しかたから、文法的な誤りまで。それらが積み重なって生まれた破綻。
日本語は、やはりなかなか難しい部類の言語なのだなと。

それにしても、発案者は良いアイディアを思いついたものだ。読んでいて、思わず苦笑いしてしまうような、どうしようもない面白さを感じさせてくれる。


匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~ 匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~

著者:原 倫太郎,原 游
販売元:マガジンハウス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.12.14

本屋で新刊を見た時現実か疑ってしまうことにも慣れた

著者の言葉で「作者も含めて誰も想像しなかったこと」とあるとおり、新刊発売はまたまだまだ先のことだろうと思っていた『アルスラーン戦記』の12巻、『暗黒神殿』が出ていたので即購入。
前巻、前々巻の刊行の間にはかなりのブランクがあったから、去年11巻が出てから、次は何年後かな…なんて思っていたもの。最近作者が比較的定期的に刊行しているのは『薬師寺涼子』シリーズくらいで他のシリーズは暫く出ないという感じだったし(『創竜伝』もご無沙汰だけどここでは触れまいて)。
読者としては嬉しい限り。ただ、同じ著者の言葉内で「来年も出てしまいそうです」なんて書かれていると逆に不安になってしまうのは僕だけだろうか。
思えば初めてこのシリーズを読んだのは9年とちょっと前位のこと。その時点で9巻までは出版されていたから、その後の放置プレイっぷりが凄かったわけだ。
その間に角川文庫からカッパノベルズに移り、それに伴いイラストも天野さんから丹野忍という方に代わり。天野さんの絵も好きだけどこの人の絵も僕好みだから良いんだけど。
ノベルズ版のほうも揃えたいな。最初のほうの話を思い出す意味も含めて。
さて、肝心の最新刊、そろそろ結末へ向けて動き出してきているという印象がようやく出てきた。大ボスはまだ出てきていないけど。そして、未だに16翼将は揃わないわけで。次巻で揃うらしいのだけど。アーサー王の円卓の騎士みたいに一同が同時に会したことは無いみたいなことになったりして。
そして、そろそろ死亡フラグが立ち始めてきているような気がする。『銀河英雄伝説』で皆殺しの田中との異名を持った作者のことだ、きっと沢山のキャラが散華することだろう。何となく生き残りそうなキャラは分かるけど。散るキャラには相応な死に様を用意していただきたいものだ。
とはいえ、当初の予定では16巻位ということだったのでまだ先は長いのかな。どのような結末を迎えるかは想像するにはまだ早いのかもしれない。長い間待たされているんだし、待つことにも慣れてしまっているけど、僕が死ぬ前には完結して欲しいものだ。
何はともあれ、一読者として、来年も新刊が刊行されることを祈って。

暗黒神殿 アルスラーン戦記12 暗黒神殿 アルスラーン戦記12

著者:田中 芳樹
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.08.04

カポエラとジャム

『DEATH NOTE』の小説版、『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』を購入してみた。
てっきり集英社のことだから、j-booksあたりからの出版になるのだろうとな思っていたら、ハードカバーの本だった。j-booksだとちょっとショボイけど、ハードカバーのこの装丁が良くてつい手に取ってしまった。

著者は西尾維新。一応、名前は知っていたし、それなりに興味を抱いてはいた作者なので読んでみるのもいいかな、と。
内容は、メロが、Lがかつて解決した事件について残した記録、という体裁をとっている。作者がメロ好きらしいので、このような形態をとることになったのだろう。ただ、作中のLの能力の評価がいやに高いような。メロ視点だから余計にそうなるのだろうけど。そして、主にメインとして動く人物は南空ナオミ。
だいたいどんな人でもキャラクターに対する印象というものをもっていると思うが、登場話数が少ない割に人気が高いキャラだった南空は、登場期間が短かったが故にキャライメージが固定されておらず、それぞれの人が持つイメージが多様になっているキャラだと思う。今回は著者のイメージが反映されているけど、それが受け付けられない、という人以外なら読めるのでは。僕としてはまぁ、若干大雑把な気もしたけどこんな感じだろうなと。

話の内容には余り触れないようにするけど、一応お話として、ギミックも仕組まれているからなかなか面白かったと思う。
ふと思ったのは、デスノの世界観では、本来人が持つ寿命を強制的に終了させることが出来るのはノートのみなのだったのかということ。何だか後付でノートの強力さ、ひいてはその反則ぶりがさりげなく付加されているような。
まぁ、この作品は原作を読んでいることが前提かな。原作の内容を把握しているほうが色々な記述を楽しめることかと思われる。原作好き且つ、Lひいてはワイミーズ一派、南空が好きな人なら読んでも良いのではないかな、というのが個人的な評価。



DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

著者:西尾 維新,大場 つぐみ,小畑 健
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (2)